花についての話 |
昔、スコットランドの先住民ピクト人とキリスト教徒が戦った時に、ピクト人が敗れて、ピクト人のビール職人の親子が捕まってしまいました。
ケネス王は、ヒースビールの作り方を教えれば命はとらないといって、教えることを強要しましたが、二人とも口を開きません。
待ちきれなくなった王は、父親の目の前で息子を殺して、父親に口を割らせようとしましたが、かえって憎しみをかい、とうとうその秘伝は、わからずじまいになってしまったそうです。スコットランドには、エリカの茂る荒野が多くあります。
そんな荒野は「ヒース」と呼ばれ、詩や小説の舞台になることが多かったようです。花言葉の「孤独」は、そんな吹きすさぶ、荒野のイメージから生まれたのでしょう。 |